ソウル3泊4日──「食べすぎた」と言い訳する旅

グルメ

ソウルに3泊4日で来ている。街中に漂う焼き肉の匂い、湯気、出汁、にんにく……それらが常に胃袋を誘惑してくる旅だった。

初日:サムギョプサルに出会ってしまう

初日の夜は、やはりサムギョプサルだった。鉄板で音を立てて弾ける脂、野菜に巻けばヘルシーだと自己暗示。しかし「ヘルシー」は量で打ち消される。韓国人の友人がすごい勢いで焼いてくれるので、かきこむように豚肉を食べまくってしまった。しかし、美味いのだから仕方ない。

2日目:優しさに見せかけた参鶏湯

翌朝は胃を労わるつもりで参鶏湯へ。薬膳スープの優しさに包まれるはずが、味が想像以上に濃厚である。しかも鶏肉の中にもち米が入っており、美味さ倍増だが、カロリーもおそらく倍増である。

気づけばスープまで完飲。「身体に良いものだからセーフ」という言い訳がいつまで通用するのか・・・。中に具材として入っていた朝鮮人参の効果にせめてもの期待をしておきたい。

3日目の朝:最も危険なヘジャンクッ

前日の夜ににかなり飲みすぎたので回復のためにへジャンクッ(解酲湯)へ。これはセンマイや豚の血の塊などホルモンたっぷりの超健康スープで別名”二日酔い解消スープ”と言われている。

それが目当てで行ったのだが・・ホルモン系の香りが重く突き刺さる。普段なら「うまい」と唸るスープも、逆に食べるのがキツい。

更に言えば、ネーミングセンスに惹かれてきてしまったが、大前提として通風患者がプリン体の塊であるホルモンを大量摂取してはダメだろう・・

楽しすぎる韓国旅行にその辺の思考力がかなり低下しているようだ。

旅の終わりに、あの痛みが来る

そして最終日の朝。左足の付け根が、かすかに疼いた。

「おい、今回、やりすぎだぞ。」

ワタクシの肝臓と腎臓がそう呟いているようだ。旅先のグルメは、誘惑の塊である。

プリン体、塩分、脂、酒。そして「旅の楽しさ」という免罪符。そう、わかっていても、やめられない。落ち着いたころにマンドゥクッ冷麺を追加で楽しむつもりだったが、その辺は次回のお楽しみにしよう。

微かに疼いた左足の付け根は帰国したらすぐに発症するだろう。しかしここは大人しくロキソニンを飲んで、水を多めに飲み対処しようと思う。そして回復したら、また旅をする。その繰り返しが、痛風持ちの生き方だ。

うまいものは、うまい。 そして旅はやめられない。

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