皆さんは何かしらの生活習慣病はお持ちですかね?
”痛風ロキソ”のハンドルネームの通り、ワタクシは痛風を患ってはや10年。投薬と経過観測のために2ヶ月に1回通院しているが、その都度
「水を2リットル以上飲んで〜〜」
「飲酒は良くない。特にビールだめですよ〜〜」
と医者に言われ続けてきた。それでも頑なにビールを飲み(家ではハイボールにしてますが)、2リットルの水もなかなか達成できない。そんな中、郷を煮やしたのか、
「痛風の人は平均寿命が一般人口に比べて10年程度短くなりますよ!!」
と脅された。これは本当なのか?痛風は確かに痛くて辛いが、10年も寿命が縮むなんてことあるのだろうか?
そこで、勝手ながら、生活習慣病及び健康リスクの高い症状・習慣の寿命への影響ランキングを作ってみた
第4位 肥満
NIPPON DATA90によると、肥満(BMI ≥30)は他の因子と組み合わさると健康寿命短縮に影響すると言われている。
肥満の度合いによるようだが、重度の肥満(BMI35以上)では寿命が約10年短くなるおそれがある、という研究結果があった(米国のハーバード公衆衛生大学院と、英国のケンブリッジ大学が中心となった研究チームの結果。詳細は以下を参照)

しかし、肥満をBMIという言葉で表現されるとわかりにくいのよね。見た目がアザラシみたいなら平気寿命ー5年、トド級ならー10年、みたいな感じだとすぐにわかるのですがねぇ。
第3位 喫煙
日本の喫煙者の割合(喫煙率)は、厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、2022年(令和4年)で14.8%と過去最低を更新し、減少傾向が続いている。
しかし、ワタクシの肌感ではもっといるのではないか、と思っている。街の喫煙所の利用率や高齢者の隠れ喫煙者などを見ると吸っていることを知られたくない人が増えていることで公式な喫煙率が下がっているような気がするのだ。
まぁ、それはともかく、喫煙が健康に悪のは周知の事実。1950年に始まった日本の寿命調査に参加した6万人以上の男女の前向きコホート研究によれば,喫煙者の平均寿命は非喫煙者に比べて男性で8年,女性で10年短かったとされている。
ただ、35歳より前に禁煙することで,禁煙後10~15年で死亡リスクが非喫煙者とほぼ同じレベルに戻るとされている。この辺が医者が禁煙を勧めてくる最大の理由なのだろう。
第2位 高血圧
やはりきたか、高血圧。通院すると必ず測らされる血圧。あれだけボタンぴこぴこ、腕をギュッギュッとされて、何の関係もないならクレームを入れたいところだ。
高血圧は男性で平均寿命を約2.2年、女性で約2.9年短縮させると推定されている。ただ純粋に短縮される平均寿命の比較はできない。
・合併症の発生させるリスク
・完治させる難しさ
などを考慮すれば妥当な位置付けだろう。また、高血圧だけでなく、肥満、喫煙、糖尿病などの危険因子が重なると、65歳健康寿命が男女ともに最大で約10年短くなることも研究で示されているので、注意が必要だ。

第1位 糖尿病
ワタクシごとだが、先日、以前一緒に働いていた会社の知人が腎不全で亡くなった。その元となる病気は糖尿病であった。
彼は40代で両足を切断し、投薬と生活習慣改善で日常生活は不都合なく暮らしているように見えた。飲み会も参加するし、義足とはいえ2階への階段も登ることができていた。
しかし、手の指に壊死が発見され、左中指の切断。またしばらくして、両足の再切断(膝下まであった足を膝上まで切断。これにより義足が不可能になり車椅子となる)
そして最終的に人工透析をしていただ、その治療中に病状が悪化して帰らぬ人となった。
ちょっと私的な話が長くなったが、寿命への影響という意味では男性で8年、女性で11年寿命が短くなるというデータがあるようだ。平均寿命への影響も大きいが、日常の負担と不安が徐々に大きくなっていく点が糖尿病の恐ろしいところだろう。

それで結局”痛風”はどうなのか?
色々と調査をしたが、痛風だと寿命が何年縮みます、というデータおよび研究結果を調べることはできなかった。ただ、
・痛風や高尿酸血症があると、高血圧や糖尿病を併発しやすくなる
・腎機能低下により腎不全を招く恐れがある
・尿酸値が高いと脳卒中や虚血性心疾患の発生率が高くなる
という複合要因から寿命への影響がある、という言葉になるのだろう。ワタクシはすぐにロジカルに反発する性格的特徴がある。医者に「10年て何さ?根拠は?」みたいなことを言ってしまいそうだ。
ただ、この言葉は、医者の優しさだと受け止める方が良いのかもしれない。やっぱり健康に長生きしたいしね・・・。
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