石垣島でヤギを捕まえる!?痛風グルメは命がけの戦いの先にあったのだ・・・

旅行

”仕事”という大義名分を得て、ウキウキで石垣島に行ってきた痛風ロキソです。

仕事なんぞササっと終わらせて、青い海、白い砂浜、ゆったりと流れる島時間……と、イメージは完璧な癒やし旅。ですが、痛風持ちには、もうひとつの側面が見えてくる。
そう、「グルメ地獄」——。

島の恵みが豊かすぎて、油断するとプリン体の罠にまんまとハマる!まぁ、旅先だから良いのだよ、美味しい物を食べて良いのだよ、と優しく南の太陽がささやくから、その辺はできるだけ気にせず今回はガシガシ食べていこうと思う。

まずはもずく酢。本土で食べるもずく酢より酸味が弱く食べやすい。お酢が違うのかな?その代わり、シークヮーサー風味のタレがかかっていたような気がする。この辺も南国感があって嬉しい。

最初の料理としては最高の一品だ。しかし、確かにうまいのだが、割と大きめの器で出てくるのが難点。あくまで個人的見解だが、海藻ってそんなに多く食べられない・・。このサイズも石垣島流(沖縄か?)なのかもしれない。

続いて、外すことができない鉄板メニュー、ゴーヤチャンプルー。夏の暑い日が続くと、なんだか無性に食べたくなる。ゴーヤの苦味が夏を乗り切るエネルギーを授けてくれるような気がするからだろうか・・・

ちなみに沖縄本島と石垣島のゴーヤチャンプルーではこのような違いがあるそうだ。

  • 沖縄本島:一般的なゴーヤ、豚肉、島豆腐、卵などが使われる
  • 石垣島:石垣島産の豚肉(アグー豚など)、島豆腐、海産物(海ぶどうなど)が使われることがある

でも、このゴーヤチャンプルーは海藻は入ってないし、肉はスパムだったような・・・

まぁ、細かいことは気にしてはならない。南の島ではおおらかな気持ちが大事なのだ。

ここでグルクンの唐揚げ。やばい、テンションが上がる⤴️

久しぶりに食べたが、個人的には過去最高に美味いグルクンの唐揚げだった。20cmぐらいの少し大きめサイズだったが、頭からバリバリ食べることができた。店の人に聞いたら、

「二度揚げする時の温度にメッチャ気を使ってるんで!」

と素敵なドヤ顔をしていた。

思わず2匹食べてしまったが、揚げ物✖️青魚という組み合わせに、プリン体摂取量がマイ腎臓の分解値を超えてしまったのではないか?、と若干の焦りもあったりする・・・

そして、石垣島なら忘れてはいけないヤギ刺しが降臨。沖縄本島でも食べるが、石垣島では滋養強壮食としての郷土料理の色合いが強い。

ちなみに横で飲んでいた石垣島の現役漁師の若者が、

「実は僕らもたまにヤギを捕まえに行くんです」

と、何やら怪しげな口調で、しかし確実に聞いて欲しそうに呟いてきた。

まぁ、こっちも内地では本物の猟師である(趣味の週末ハンターだけど)。海の話ならともかく、山のケモノを獲る、と聞いて興味が湧かないワケがない。

「ヤギのいる無人島があって。その島の崖とかにヤギはいるんですが、足場が悪いのであまり早くヤギは走れないんす。なので、”イケる!”と思ったらダッシュして、羽交締めにして捕まえます」

なんと恐るべき狩猟方法。ダッシュ&タックルとは・・。岩場なので転べば怪我するだろうし、万が一海にでも転落したら大惨事である。頭が悪いヤツじゃないとできない芸当ですわ、とケラケラ笑う現役漁師の笑顔は底抜けに明るくていい顔だった。

ちなみにヤギの平均サイズは30kg程。捕まえた後はそのまま船に乗せて、知り合いの居酒屋に直行し、生きたまま販売するそうだ。このサイズで大体3万円とのこと。彼らはいつも3人で”ヤギ狩り”に行くそうだが、3人で3頭捕まえたら9万円になり、その日の夜は友達も招いて大宴会になるそうだ。

なんともウラヤマしい石垣島生活の話を聞きながら、今日もオリオンビールと泡盛を飲み、我が体内にプリン体が溜まっていく。まぁ、今日は良いのだよ、旅先だから良いのだよ、と南の満月がワタクシを慰めてくれる。今日はなんだかゆっくり夜がふけていくのだ。

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