四日市の焼き鳥屋の銘店 ”芽” リニューアルオープン

グルメ

四日市で”予約困難店の焼き鳥屋は?”と言えば、真っ先に名前が上がるのが「芽」(めい)だ。

以前はカウンター6席の小さな店で営業をしていたが、ついに2025年7月に新店舗にてリニューアルオープンを迎えることとなった!

古民家をリノベーションして店舗仕様にしたとのこと。

看板もリニューアルし、小洒落たバーのようなしつらえになっている。ワタクシとしたことが、店内の全体写真を撮り忘れてしまった・・・

一応、カウンター席のみ、というのは同じだが、席数は最大で12名までいけるとのこと。今まで本当に予約が取れなかったが、今後は幾分取りやすくなるのだろうか・・・

カウンター内で、炭火で丁寧に焼いてくれるスタイルは健在。

常連さんはご存知かと思うが、本当に1本1本丁寧に仕込みをし、串通し、味付けをしているのがカウンター席からもよくわかる。炭もマメに動かし、火加減のチェックの怠らないのもさすがだ。

この日は通常とは異なり、9時以降に来店して、特別に”ハーフコース”で提供してもらった。

まずはせせり。

せせりは実は芽の看板メニューの一つでもある。せせりとは、鶏の首周りの肉でありこと。希少部位であり、1羽から少量しか取れない。コリコリとした食感と、旨みが強いのが特徴だが、ここで食べるせせりは、その上でかなりジューシーである。

ちなみにせせり事前処理が本当に大変だ、と店長がぼやいていたw

続いて、ずり。

これは”砂肝”とも呼ばれ、鶏の筋肉質な胃である砂嚢(さのう)のことであり、独特のコリコリとした食感が特徴。

焼きすぎると硬くなる傾向があるが、下処理で切れ目を入れ、水分量まで計算されているこのずりは程よく食べやすい食感だ。この感じを家で作るのはおそらく不可能だと思う。

そして、お待ちかねのねぎま。

文句なしに美味い。ジューシーで柔らかく、肉汁が溢れてくる。ほのかに肉の甘みを感じるほどだ。当日はジンジャーエールやお茶の方々もいたが、このねぎまと一緒にビールが飲めないのは人生最大の不幸ではなかろうか?

串物のラストはつくね。

個人的にはこれが一番好き。芽は基本的に全て味付けは塩のみ。つくねはタレや卵の黄身に絡めて食べる方法が主流だが、肉の旨みを最大限出せれば塩で十分なのだと思い知らされる。

ただ、一つ苦言を言えば、もう少し大きくしてほしい!!もっと食べたい!!!

この日は”ふきい”で有名な石川酒造の若旦那も一緒に飲んだのだが、今年発売予定の新作大吟醸を持参していただいた!

大吟醸は醸造アルコールを添加して作るのだが、悪い酒の場合、香りが強すぎたりする傾向がある。しかし大吟醸”噴井”は上質なりんごのようなフルーティな香りを漂わせ、甘みもあるのにスッキリした飲み口。

食中酒としても良いが、個人的には食前酒でもいいかな。どちらにせよ、料理を引き立ててくれる美味い酒であった。

ちなみに・・・痛風患者の場合、1日のプリン体摂取量を400mg程度に抑えることが推奨されている。これは平均的な数値としては「焼き鳥を5本以上食べるとこの目安を超える可能性がある」と言われている(帝京大学薬学部 臨床分析学研究室の情報を抜粋)

つまり、今回のハーフコースは4本だからOKということになるのだ!

よかったよかった。めでたしめでたし。

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