「ビールか筋トレか」究極の二択?

健康・医療

「尿酸値が高いですね」

そう言われてから、ビールを減らし、赤身肉を避け、プリン体のことばかり気にして生きてきた。なのに最近、また尿酸値が上がっていた。思い当たる節は一つだけ――筋トレである。

筋トレで尿酸値が上がる理由、知ってました?

調べてみて衝撃だった。
筋トレをすると、筋肉に負荷がかかってATP(エネルギー)が分解される。その過程でプリン体が生成され、結果、尿酸値が一時的に上昇するのだとか。

しかも、筋トレで増えた乳酸は、腎臓での尿酸の排出を邪魔するらしい。

これが意味するのは、

「スクワット・ベンチプレス・デッドリフトを各10回×3セットやると、ビール2〜3本飲んだくらいの尿酸負荷になる」

筋トレはしんどい。ビールはうまい。

筋トレが悪いわけじゃない。
むしろ健康のためにやっている。
だが冷静に考えてほしい。

楽しくもない筋トレで、ビールと同じくらいの尿酸が出るなら、
いっそビールを飲みたいではないか。

こちらはトレーニング後、筋肉痛と戦いながらささみをつまみに炭酸水を飲んでいるのに、体の中では「プリン体パーティー」が開催されているとは……神も仏もない。

じゃあ、どうする?

もちろん、運動は大切だ。
筋トレのせいで尿酸値が一瞬上がっても、長期的には筋肉量が増え、代謝も上がる。
だから、筋トレは続けるべきなのだ。
ただし、こういう対策はしておきたい。

  • トレーニング中と後にしっかり水分補給
  • 食事はプリン体少なめ・野菜多め
  • 筋トレは週2~3回、やりすぎ注意

若者の筋トレは“モテ”のため。
アスリートの筋トレは“記録”のため。
では中年の筋トレは?

“健康”のため……のはずが、“痛風”の火種になっている。

この矛盾に耐える心こそ、中年のたしなみだ。

ちなみに、筋トレとビールの悲哀をうまく描いているブログを紹介しておこう。挿絵のマンガではないが、本当に食べるものも飲めるものなくなってしまうのが痛風なのだ・・・

「筋トレで汗かいて、焼き肉とビール!」これ、本当に最悪です
30歳以上の男性の約3割が懸念されるという高尿酸血症。仮にあなたにその傾向があった時には、どのように改善させればいいのでしょうか。やはり一番重要になるのは生活習慣を見直すことです。中でも重要なのが食生活。やっぱり、「ビール」と「肉」には注意...

今日の一句

「筋トレで プリン体増え 世の無情」

それでも、明日もベンチに向かう。
ゆっくり、でも確実に――尿酸値と相談しながら。

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