ビールを控えれば痛風が改善すると盲信している痛風ロキソです。
痛風患者の多くは同じような盲信の中、暑い夏の終わりにも心を強くしてビールを控えているわけですが、では、何を飲むのか?ピンチヒッターこそが、”ハイボール”である。
ワタクシも最初の一杯を「とりあえず生!」から「とりあえずハイボール」に変えて久しいが、そうなってくると、ウィスキーの味の違いに興味がわいてくる。まずは角ハイから始まり、ブラックニッカ、ホワイトホース、知多、白州・・・色々と試していき、ウィスキーもなかなか奥深いものだとわかってくる。
そこで今回は、ウィスキー好きなら一度は行ってみたい聖地・余市蒸溜所に行ってきました!

入り口に立つだけでワクワクが止まらない。
ここでは工場内を詳しく見学できる蒸溜所ガイドツアーがあるのだが、1か月前から予約が多数入っており、残念ながらワタクシは参加できず。
そこで、一般公開されているニッカミュージアムなどを見学してきた。

ニッカウヰスキーの苦難の歴史ともいうべき試行錯誤の記録が所狭しと置かれている。
これらのニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝が留学し、孤独に耐えながら学び、相次ぐ資金難を日本を代表する経営者が支え、度重なる試練を乗り越えて到達した妥協なきウィスキーのこだわり。
この歴史を知ってから飲むウィスキーの味わいはまた一味違う。
余談だが、”ニッカウヰスキー”の由来は、前身の「大日本果汁株式会社」の「日」と「果」から「ニッカ」を取り、「ヰ」は水へのこだわりを込めて「井」の漢字をカタカナにしたもの。実はニッカは最初はジュース工場だったのだ。ただし、これはウイスキー熟成には5年以上かかるので、それまでの資金繋ぎを目的として製造されていた。
そのリンゴジュースでさえ、100%ジュースの品質にこだわり続けた、というのも竹鶴政孝らしい。

このニッカミュージアムでは「有料テイスティングバー」なるものがある。
そんなものがあるとなれば、酒飲みとして試さないわけにはいかない。長距離運転を渋るツマをなんとか説得し、この後の運転交代の確約をもらって、早速試飲スタート。
色々とメニューはあったが、ワタクシは「余市限定キーモルト3種セット」(1600円/税込)を試すことに。クラシックなバーを思わせるカウンターでウィスキーを入れてもらい、胸の高鳴りはMAXになる。商品を少しだけ紹介しておくと、左から
①ウッディ&バニラ → 新樽のウッディさとバニラ香、濃厚でまろやかな味わい
②シェリー&スィート → シェリー樽を使いレーズンのような果実香と樽由来のほろ苦さとコク
③ピーティー&ソルティ → ピートの香りとモルトの豊かな味わい。かすかな塩味が感じられる
まずはストレートで。個人的には②のコクと甘さが口に広がり好きだった。

そして今後はロックで。ここも僅差で②。①もバニラの香りがまろやかになり、ストレートよりかなり飲みやすくなった。

最後にハイボール。ここでついに③が逆転大金星。
③はストレート・ロックではピートの香りが強すぎて後塵を拝していたが、なんのなんの、炭酸水と合わさることで高い清涼感との飲みごたえのある味わいと変化したのだ。
ちなみに私は②と③の180mlの小瓶を2個づつ購入。本当は500mlが欲しかったが、人気商品にて在庫がない、ということで断念。これらも余市蒸溜所でしか買えないということなので、気に入ったら購入上限まで買うことをおすすめする。
*あとで調べたら楽天などで買えるが値段で2〜3倍であった。購入個数制限があるわけだ
いやいや、とても貴重な体験・学びのある余市蒸溜所でした。
最後に一つ。この創業者:竹鶴政孝は実は過去の日記や手紙を読むと、とにかくよく泣いている。留学先で孤独で泣き、妻に会えず寂しくて泣き、経営が思ったよういかず1人机で泣き・・・それでも前に進んでいる。
そんな竹鶴政孝を想うと、ワタクシも辛い時は泣いて良いのだなぁ、と心が軽くなる。今日は自分用のお土産に買ってきた「③ピーティー&ソルティ」のハイボールを飲みながらゆっくり夜を過ごそうかな、と思ったりする。
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