【痛風対策】「水をたくさん飲め」と言われる大事な3つ理由

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水をガブ飲みしてたら、それが肺に入って寝室で溺れかけた通風ロキソです。

医者ってヤツは、我々通風患者を見つけては「水飲め〜水飲め〜」の言葉の嵐。しかも、その量は毎日2ℓ以上。

私は身体も大きいし運動するので「アンタは3ℓ飲まなきゃあかん!」などと言われる始末。

『ラクダじゃないんだからそんなに飲めるか!!』

と心で悪態をつきつつ、指示に従うのは、やはり通風の苦しみを知っているからですよねぇ ※ラクダは水を溜めるため80〜100ℓ飲む

こんなに苦しい思いをして水の飲み続ける理由は何か。改めてこの苦しみの意図を理解したい。

①尿酸を体外に排出させる

痛風の原因となる「尿酸」は、体の中で自然に作られる老廃物の一種。

この尿酸は主に腎臓を通じて尿として排出されるが、水分が不足していると、尿の量も減ってしまい、尿酸が体にたまりやすくなる。

つまり十分な水を飲むことで尿の量が増え、尿酸を効率よく体外に出すことができるという事だ。

私の主治医などは「水分摂取で尿酸を排出するのが1番の薬!」とシワガレた声で強く説いてくるので、まぁ、基本中の基本ということなのだろう。

②尿酸の結晶化を防ぐ

尿酸のヤツラがゴワゴワ集まり、

『やったろうぜ、尖ってやろうぜ、炎症させそうぜ』

とミニクイ結束をした結果が”結晶化”であり、それこそがあの痛みであることは通風紳士淑女諸君は当然知っていよう。

この結晶は、尿の濃度が高いとできやすくなる。つまり水をしっかり飲んで尿を薄めておくことが、痛風発作の予防につながるのだ。

日中あまり水を飲まない人や、汗をかきやすい夏場などは、特に注意が必要であろう。

③腎臓の負担を減らす

尿酸を処理してくれているのは腎臓だが、水分が不足すると腎臓のろ過機能も落ちてしまう。すると尿酸がうまく処理できず、さらに体内にたまるという悪循環になる。

水をたっぷりとることで、腎臓の働きを助け、体の中の老廃物をスムーズに排出するサイクルを保つことができるということだ。これは痛風だけでなく、腎臓の健康全体にとっても非常に大事。

以前のブログにもあるが、私はこの腎臓の濾過機能が低下し、最悪のケースは人工透析になる、と医者に脅されているので、この点は気にしない訳にはいかない。

効果的な水分の摂り方

まぁ、結局、言われた通りに水分を取らねばならぬ、ということだ。

ただ、飲む以上は効果的な水分の摂り方をしたい。改めてポイントをまとめると、

  • 1日に2リットル以上を目安に(個人差あり。持病がある人は医師に相談)
  • 一度にガブ飲みするより、こまめに何回にも分けて飲む方が効果的
  • コーヒー、緑茶などは利尿作用があり、水分補給には向かない
  • お茶で飲むなら麦茶やほうじ茶が良い(ノンカフェインで尿酸排出を助ける)
  • 起床時や入浴後、運動後は特に飲むべし

といったところだろう。

誰だって、ガブガブと水が飲めるわけではない。だからこそ、飲み物を変えたり、回数増やしたり、必要なタイミングだけは逃さない、などの工夫をしてこの夏を乗り切りたいものですな。

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