カンボジア料理は異文化コミュニケーションの連続である

グルメ

どうも。食の旅人、通風ロキソです。

今回、一年振りにカンボジアに行ってきました。昨年はメコン川を北上してラオス方面に行きましたが、今年は西のモンドルキリ州へ。

今回はそこで出会った日本に馴染みの少ない数々の料理とそれにまつわる文化をご紹介したい。もちろん“プリン体の含有量はどうか!?”という部分は痛風罹患者にとっては最も重要だが、エコツアーで参加しており、ホームステイ先で提供されたものを食べるだけなので、まぁ、選択的対策は出来ないのであるが・・・

焼きバナナ

日本で食べる焼きバナナといえば、バナナを皮ごと焼き、蒸し焼き状態でトロッとした濃厚極甘の食べ方である。しかし、カンボジアは皮を向いた上で直火焼きだ。

大前提として焼かれているバナナは熟していないので基本的に硬い。そこで焼くことで柔らかくして食べるのだと思われる(生食用は柔らかいから、分けているのだろう)

焦げ目のついたバナナはホクホクしており、ふわっとした甘さ・食感は焼き芋に近い。

ウナギのブツぎりの甘辛煮

こちらは文字通り、内臓を取り除いたウナギをネギ、生姜、何かしらの香草と一緒に炒め煮したもの。

口のなかで骨がポロッと外れるので、それを出しながら食べる。見た目は悪いが意外に美味い。甘辛煮なのでご飯のおかずとして相性が良い。

しかし、我々日本人は”蒲焼き”というキング・オブ・調理法で食べ慣れているし、何より日本でウナギは高級食材なので、ヌメヌメした調理法で提供されると勿体無く感じてしまう。とはいえ、これはまさに異世界の食文化を感じた一品であった。

水牛肉のジャーキー

ジャーキーというが、カリカリに干されているわけではなく、甘辛スパイシーに味付けしたものを軽く干して焼いてある。見た目よりソフトで歯で噛み切ることができる。これはビールとの相性も抜群だ。

ちなみに、この日は農場で水牛がドナドナされるタイミングに立ち会った。“アレは4〜5年育てており、本日中に屠畜される。かわいそうだが、農場では貴重な現金収入なのだ”とガイドから説明を聞き、なるほどな〜と唸った直後であった。

そのガイドが“さっき水牛を見たから注文してみた。この調理法は美味いよ”とランチで水牛ジャーキーを注文してくれたのだが・・・その気持ちの切り替えに頼もしさを覚えつつ、割り切りに時間のかかる自分メンタルの弱さも感じた。

まぁ、とはいえ、美味いものは美味いのだが。

竹から出てきたカレーの様な食い物

カンボジアで竹筒を使った料理といえばクロランである。これはもち米、黒豆(または他の豆)、ココナッツミルク、砂糖、塩などを加えて、竹筒で蒸して食べる”ちまき”のような食べ物。これは沿道沿いなどでもよく売っている。

しかし、この料理はナスやチキンなどを調味料で煮込んだカレーのような料理。ご飯にかけて食べるのだが辛味は少なくドロドロしてて美味い。これは2回食べたのだが、”家庭の味”があるようで、具材や味付けはかなり異なるようだ。個人的にはカンボジア料理で一番美味かった。

調理法としては、このように竹に具材を入れて直火焼きにする。蒸し焼きという感じなのだろう。伝統的な調理法のようで、今回は我々をもてなすために用意してくれたようであった。

竹からドロドロ出てくる光景に一瞬ヒルむが、異文化コミュニケーションを望んでいる以上、その程度でオノノイてはいけない。よくよく聞くと、プノン族(カンボジアの先住民族)の伝統的な料理ということだったが、料理名は残念ながら把握できなかった。

何かの果物を煮て発酵させた物

最後にこれ。マンゴーorバナナとパッションフルーツを煮詰めて、少し発酵させペースト状にしたプリン(?)のようなデザート。これは農園見学に行った際、日本のお菓子を子供達に配っていたら、そのお礼にと中学生ぐらいの少女が出してくれた。一見するとひるむ匂いと見た目だが、少女の笑顔を見た後では、食べないワケにはいかない。

味は・・・どうかな。想像通りの味だと思ってもらってよろしい。器が大きく、結構入っていたが気合いで完食。”ありがとう”と笑顔で少女に器を返した。何とか食べ切った後に、現地のドライバーが“マジで全部食べたのか?すごいな”と身振り手振りで驚きを伝えてきた。

やはり残しても良かったのか・・。実はこれはマズくはないけど、決して美味いモノではなかったのよね・・。まぁ、とりあえず、頑張ったということで・・

カンボジア料理を総括すると・・・

メニューが多すぎて全てを紹介出来なかったが、全体的にはスープ系が多く、それをご飯にかけながら一緒に食べていくのが王道のようだ。上記したカレーやウナギなどもそうやって食べる。

酸味が強い料理(酢が多い?)と魚醤を使っている料理は匂いが強くて個人的には辛かった。でもそれ以外は基本的に日本人の口に合う料理が多い印象だ。

あとは基本的に一回の食事で出てくる米の量が多い。ここはバランスを取らないと食べ過ぎで動けなくなる。あちらは歓迎ムードなので基本的におかずも多めに出てくるので、ご飯の量を加減することが重要だと旅行の中盤以降に気づいた。次回は初日から気をつけようと思う。

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