変わらなくてはいけないキッカケがあった。そして、少しだけ変わった・・・本当に少しだけ。

体験談

45歳を過ぎた頃から、
痛風の症状が出る頻度は、明らかに増えていった。

ロキソニンを飲む機会も多くなった。

不安はある。でも、日常は大きく変わらない。

そんな日々の中で、
今までの認識を変える大きな二つの出来事が起きる。


1つは46歳のときの健康診断。

腎機能障害(血液濾過能力eGFRの低下)が認められた。

その時に医師から言われた言葉は、
今でもはっきり覚えている。

「腎臓は回復しません。
あなたはもう、若い頃の腎臓には戻れません」

頭の中が、一瞬止まった。

ついに、
後戻りできないところまで来てしまったのか
という感覚だった。

*この症状について詳細を知りたい方は以下の北里大学北里研究所のHPからご確認ください

誰もがなりうる慢性腎臓病、早期発見の重要性腎臓・高血圧内科 部長 福田 誠一|北里大学北里研究所病院(東京都港区)
原因によらず腎機能が低下した状態である「慢性腎臓病」の患者数は、日本国内で約1300万人と推定され、成人の8人に1人が該当するといわれています。 今や慢性腎臓病は、高血圧や糖尿病などと同じくとても身近な病気です。 当科では地域の病院、クリ

もうひとつは、当時の会社の同僚が亡くなったことだ。

彼は60代半ば。年齢は、僕より20歳ほど上だった。

糖尿病による腎機能低下。
その後、5年にわたる人工透析を受け、それが悪化して、ついに亡くなったと聞いた。


僕は糖尿病ではない。

でも、腎機能低下という共通点がある。回復しない臓器”腎臓”が原因による死去。

この出来事を境に、僕にとっての痛風は、

「痛いだけの病気」から
「自分を死に至らしめる可能性のある病気」に変わった。


それでも、酒はやめていない。

完全にやめる、という選択はしなかった。

ただ、2つだけ変化した行動がある一つは
家ではビールを飲まない。ハイボールにする、というもの。

たったそれだけの対策。
外食の際は生ビールを普通に飲むし、アルコールの総量の変化はない。

もう一つは漢方薬を飲み始めたこと。こっちも医師からすると大した効果はないそうだ(知人の薬剤師のススメで始めた)

どちらも、補助的なものだと思っている。対策としては弱すぎるくらいだろう
でも、これだけは続いている。1年経っても継続できている。

その事実が大事なのかもしれない。

まぁ、なんにせよ、これ以上、対策に踏み込む予定はない。それは、

ライフスタイルを、大きく変えたくないから。

最終的には、
美味しいお酒と、楽しい人生を過ごしたい。

寿命が少し短くなるとしても、
それを選びたい気持ちがある。

もちろん、
60歳で死ぬつもりではないが・・・


今の自分と、痛風との距離感を言葉にするなら、

「付き合っている」
が一番近い。

完治するとは思っていない。
一緒に生きていくものだと思っている。


「もう大丈夫だ」と思える瞬間は、ない。

症状は出る。そのたびに、
自分が弱いからだな
と再認識する。

でも、それで全部を投げるわけでもない。


今の正直な本音は、これだ。

少しずつ、変えていこう。

家でのビールを控える。
漢方を続ける。

それで、少しだけ症状が緩和した気がする。

ただ、加齢とともに、また悪化すると思っている。

そのときは、
「次は、何を制限できるかな」
と考える。


痛風に限らず、
歳を取れば、できることは減っていく。

痛風への対処も、
その一部として受け止めている。

劇的に変わらなくていい。
完全に正しくなくていい。

今の自分が、目を逸らさずに付き合えているか。

それだけを、
基準にして生きていこうと思っている。

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