昨日、水を大量に飲んだのに痛風の症状が出てしまい、世の無常を実感している痛風ロキソです。
”単なる贅沢病からの脱却?”というタイトルを見て心躍る痛風紳士諸君!
時はきた!
辛い痛みに同情してもらうことがない人生と決別する時だ。どういうことか、簡単に解説していこいう。
痛風は贅沢な食事だけでは説明できない
まず認識したいのが
痛風の原因は食事や嗜好品だけでなく、生活習慣や体質(遺伝)なども関係している
ということだ。白子やあん肝、高栄養価の青魚などにプリン体が多く含まれるのでどうしても
高価な食事 = 高確率の痛風
と結びつけられがちだ。ただ、実際は
・ストレスの多い生活
・激しい運動
・暴飲暴食
・遺伝的要因
などが複雑に絡み合って痛風が発症する。つまりそれほどシンプルな話ではないのである。
仕事のストレスを抱え、その中で運動をして、でも夜にちょっとビールを・・・という慎ましやかな生活をしているのに”贅沢してる!”と言うのはあまりに酷ではないか!?
我々は関節の痛み以上に心は赤く腫れ上がっているのである。
*詳細は以下の記事を参照

痛風薬は“発作対策”だけでなく将来の血管リスク管理
痛風は単なる「一時的な関節の痛み」ではない。
全身の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続いているサインです。これを放置すると、体内で尿酸の結晶が血管や臓器に沈着し、様々な問題を引き起こす可能性がある。
将来的に予想される血管リスクを下記すると以下のようになる。
心血管疾患(心筋梗塞・脳卒中)
尿酸が高い状態が続くと、血管の内壁がダメージを受け、動脈硬化が進む。その結果、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気のリスクが高まる
慢性腎臓病(CKD)・腎不全
尿酸結晶が腎臓に蓄積すると、腎機能が低下し、最終的には腎不全に至る
尿路結石
尿酸が腎臓や尿管で結晶化し、激しい痛みを伴う尿路結石を引き起こす
つまり、
「痛いよね。美味しいもの食べすぎだね。でも明日には治るんでしょ?」
という話ではない。少なくとも医療の世界では痛風は”贅沢しなければ良い”ということで対処できる領域ではない、と考えているということだ。
必要な生活改善は総合的な視点で!
ある痛風仲間である友人が、このように告げてきた。
「痩せると痛風が改善するから半年で10kg落とした!」
いや、これはこれですごい。10kgも落とすのは生半可な覚悟でできるわけではない。しかし、痛風改善という視点で見たらいかがなものか。
まず、ダイエットには基礎代謝を上げるために筋トレも同時に行うのが有益である。
しかし高負荷トレーニングは筋肉細胞を破壊し、細胞内にある「プリ
ン体」を放出する。これが肝臓で代謝され、尿酸が大量に作られる結果を生む。
また筋トレにより体内に乳酸がたまると、腎臓は乳酸の排出を優先するため、尿酸の排泄が後回しになり、尿酸値が上昇も起きてしまうのだ。
また有酸素運動も適切な水分確保をしないと日常的な脱水症状を生み出してしまう。これにより血液が濃縮され、尿酸が結晶化しやすくなり、痛風発作(激痛)を誘発する可能性もある。
*詳細は以下のURL参照

結局、飲酒・体重・睡眠・水分などの要素をバランスよく改善させていくしかない。
盲目になって何か一つの対処に集中すると違う弊害が出てしまうものである。
”贅沢病”という言葉に惑わされずにコツコツ改善していこう
贅沢病と言われると病気なのに悪いことをしているような気分になる。
でも、上記したように 贅沢=痛風 という直線的な解釈は正しくないし、症状改善に必要な処置も多様な視点がある。
他者の言葉に惑わされてはいけない。
適切な対処方法を見誤ってはいけない。
モノ知らぬアホが配慮なき言葉であなたを傷つけるかもしれないが、正しい知識を持って共に治療していきましょう!

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