古坂大魔王が人生初の痛風!「手術より痛い」「痛風じゃなくて“痛”」は本当なのか?

芸能
Screenshot

「痛風って、そんなに痛いの?」

痛風になったことがない人からすると、いまいち想像できないと思う。

「風が吹いただけでも痛いから痛風」

なんて話は有名だけど、実際に経験した人間からすると、

いやいや、風なんか吹かなくても普通にメチャクチャ痛い。

そんな痛風経験者の気持ちを見事に表現してくれた人が現れた。

ピコ太郎のプロデューサーとしても知られる古坂大魔王さんだ。

古坂大魔王、53歳で人生初の痛風

古坂大魔王さんは、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」に出演した際、最近になって人生で初めて痛風を経験したことを明かした。

しかも、その痛みの表現がすごい。

痛風は「風が吹いたら痛い」と言われるが、古坂さんによれば、

「風なんていらない」「痛風は“痛”!」

とのこと。

痛風経験者としては、非常によく分かる。

何もしていなくても痛い。

布団が触れても痛い。

寝返りを打つのも嫌になる。

むしろ「風が吹くと痛い」という表現では、生ぬるいくらいなのだ。

靱帯断裂や半月板の手術より痛かった

さらに驚くのが、古坂さんは過去に膝の靱帯を切ったり、半月板を傷めたりして、3~4回の手術を経験しているということ。

それでも今回の痛風について、

「どれよりも痛かった」

と語っている。

もちろん痛みには個人差があるので、「痛風は手術より痛い」と一般化することはできない。

しかし、痛風発作を経験したことのある人なら、「そこまで言いたくなる気持ちは分かる」と思うのではないだろうか。

僕自身も痛風を経験しているが、痛風の嫌なところは、単に「強く痛い」だけではない。

何もしていなくても、ズキズキ、ドクンドクンと痛み続ける。

逃げ場がないのである。

古坂さんは、その状態を「拷問」と表現している。

これも実に分かりやすい。

「外反母趾かな?」と思ってマッサージしてしまった

古坂さんの場合、最初は右足の親指が腫れていたそうだ。

もともと外反母趾だったこともあり、

「たくさん歩いたからかな?」

と思い、なんと一生懸命マッサージしてしまったという。

ところが翌朝、猛烈な痛みに襲われる。

痛みの感覚について古坂さんは、足の親指を切られたところに低周波治療器を貼り付けられているような感覚だった、と表現している。

これは想像するだけでも痛い。

そして最初は「あれ?痛いな」という程度だったものが、そこから一気にズキンズキンと悪化。

眠れない。

寝返りもできない。

そんな激痛のピークが2日間続いたという。

典型的な急性痛風発作を思わせる経過である。

そもそも、なぜ痛風はあんなに痛いのか?

では、なぜ痛風はこれほどまでに痛いのだろうか。

原因になるのが尿酸の結晶である。

血液中の尿酸値が高い状態が長く続くと、尿酸が「尿酸塩結晶」という針のような結晶になり、関節などに蓄積していく。

ただし、結晶が存在しているだけで常に激痛が起きるわけではない。

何らかのきっかけで免疫細胞がその結晶を異物として認識すると、猛烈な炎症反応が起こる。

炎症を引き起こす物質が放出され、

  • 激しい痛み
  • 腫れ
  • 赤み
  • 熱感

が一気に発生する。

つまり痛風発作とは、

「尿酸そのものが足を痛くしている」というより、尿酸結晶に対して自分の免疫システムが猛烈な炎症を起こしている状態

なのである。

だから、あれほど痛い。

なぜ「足の親指」に起きやすい?

古坂さんも右足の親指だった。

痛風といえば、やはり足の親指の付け根である。

尿酸塩結晶は体温が低い場所ほど形成されやすい性質があり、心臓から遠く温度が低くなりやすい足先は結晶ができやすい。

さらに足の親指の付け根は、歩くたびに負荷がかかる場所でもある。

そのため、痛風の初回発作では足の親指の付け根に症状が出るケースが非常に多い。

ただし、

「痛風=必ず足の親指」

ではない。

足首、膝、足の甲などに発作が起きることもある。

「最近ずっと家で作業していた」ことは痛風と関係する?

もう一つ気になったのが、古坂さんが「最近1年間ずっとリリースしまくって、家でずっと作業していたら痛風が始まった」という趣旨の話をしていたことだ。

もちろん、家で仕事をしていたから痛風になった、と単純には言えない。

ただ、

  • 運動量の低下
  • 体重増加
  • 飲酒
  • 食生活
  • 水分不足
  • 睡眠不足
  • ストレス

などは、間接的に尿酸値や痛風発作と関係する可能性がある。

そして重要なのは、痛風は「前日にビールを飲んだから突然できる病気」ではないということだ。

尿酸値が高い状態が続くことで、時間をかけて関節内に尿酸結晶が蓄積する。

そこに何らかのきっかけが加わって、ある日突然発作が起きる。

だから本人からすると、

「昨日まで何ともなかったのに、なんで突然?」

となるのである。

53歳で「人生初の痛風」も珍しいことではない

古坂さんは53歳で初めて痛風を経験した。

ここでも大事なのは、

「今まで痛風になったことがない=これからも大丈夫」ではない

ということだ。

痛風発作が起きる前から、高尿酸血症が何年も続いているケースは珍しくない。

健康診断で、

「尿酸値7.5か。ちょっと高いけど別に痛くないし」

と放置している人も多いと思う。

しかし、尿酸値が高いことと、今痛いかどうかは別問題である。

古坂さんのように、ある日突然「人生初の痛風」がやってくることもある。

痛風経験者として思うこと

古坂大魔王さんの今回の話を読んで、個人的に一番共感したのは、

「痛風は“風”じゃない。“痛”だ」

という表現だった。

まさにその通りだと思う。

痛風という病名はあまりにも有名なので、どこかコミカルな病気として扱われることも多い。

「贅沢なもの食べすぎたんじゃない?」

「ビール飲みすぎでしょ」

などと笑い話にされることもある。

しかし、実際に発作を経験すると笑えない。

眠れない。

歩けない。

靴も履けない。

仕事どころではない。

そして何より知っておきたいのは、痛風発作は尿酸の問題が表面化した一つの結果にすぎないということだ。

発作が治まれば終わり、ではない。

尿酸値が高い状態が続いているのであれば、その後の管理こそ重要になる。

古坂大魔王さんの「人生初の痛風」をきっかけに、

「痛風ってそんなに痛いの?」

と思った人。

答えは、

めちゃくちゃ痛い。

できることなら、一生経験しない方がいい。

僕はそう思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました